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ISDSB2013
会期 2013年(平成25年)5月26日〜5月29日(4日間)
場所 名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)
主催 日本学術振興会産学協力研究委員会回折構造生物第169委員会
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シンポジウムの目的 | |||
本シンポジウムは日本学術振興会産学協力研究委員会回折構造生物第169委員会が 主催し、日本結晶学会をはじめとする関連学会の協賛下に開催される国際シンポジウムで、メインテーマは「タンパク質の構造を研究する のに、回折を利用する構造生物学の研究者と他の先端技術を利用する科学者をより近づける」こと、
"
Bring structural biologists using diffraction and the scientists
using a wide range of other advanced technologies closer together as
well as interlace where possible basic research with industrial applications "
である。 回折構造生物学というキーワードは当169委員会が提唱し、主にX線、中性子、電子線等の回折手法による構造生物学研究の重要性を世界に示してきた。 その端緒が2003年に筑波で169委員会の主催により開催された
International Symposium on Diffraction Structural Biology 2003 (ISDSB2003)で、国内外の研究者から「多様な手法・方法論を包括した小規模であるがこれまでにない国際シンポジウム」と高く評価され、特に国際諮問委員から日本国外での開催が打診された。しかし、169委員会は未だ機は熟していないとの判断から「X線、中性子、電子線に関する構造生物」という基本原則に立った第2回の国際シンポジウム、
ISDSB2007(
東京)を主催した。この段階で国際諮問委員から第3回をパリ開催という具体案が出され、第4回は日本で開催する可能性を残し第3回回折構造生物国際シンポジウム(ISDSB2010, パリ)を169委員会と現地委員会との共同主催にした。ISDSB2010の開催により、国際シンポジウムとしての地位が一段と高まり内容も充実した。タンパク質の構造解析の最前線と共に、回折構造生物学の意義を広く紹介したこれらのシンポジウムは好評を博しその継続的開催が強く要望された。その結果、169委員会で検討を進めISDSB2013として日本で開催するに至った。 構造生物学は、生命現象を司る分子機械の作用機構をその立体構造を通して明らかにしようとして発展してきた。医療や創薬に関係する核酸―タンパク質複合体に見られる特異性の認識やシグナル伝達機構の構造的理解のためには、回折手法に限定せずあらゆる手法を駆使しての構造解析が必要となっている。近年Spring-8に隣接して建設されたSACLAが0.65AのX線の発信に成功する等、
XFEL (X-ray Free Electron Lasers)やJ-PARC等強力なパルス中性子施設が世界各所に建設され利用できるようになった。そのため、本シンポジウムでは、中心技術としての回折現象(X線、中性子線、電子線)に立脚した構造解析に加え、散乱、トモグラフィー、イメージング、ダイナミクスなど構造生物学分野の発展を促す新規手法や技術に関して国際的に最高のレベルの研究者を集め、生命現象の理解から医療、創薬、産業への応用にいたる幅広い分野に関する諸問題を集中的に議論する。本シンポジウムは、「アカデミックな研究者と産業界の研究者のインターフェースであるとともに、回折手法と異分野の研究手法のインターフェースとなり未開拓の分野を切り開く」ものとして位置付けることができる。 |
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